四つの異なる物語で構成された物語で上映時間は六十八分と映画にしては短めです。
ただ、それらの物語は総じて多くを言葉で語らない、見る側に想像させる作りで、自分的には想像していたよりも面白い映画でした。
それでは各作品の軽いあらすじと感想を書かせてもらいますね。
ネタバレありなのでご注意くださいませ。
オープニング、SHORT PEACEの冒頭。
赤いワンピースの少女が神社でかくれんぼをしていると、突然何者無い所に。
かくれんぼをしているので相手を捜すためにいろいろな所を歩き回る。幻想的な背景の場所やSFチックな場所、色々歩いて、なんだか楽しそうにする少女。そんなオープニングから「SHORT PEACE」の題名が出る。
と、簡単に言えばこんな感じ。結局隠れた相手は見つからないけれど、映像美といいますか、少女が不思議な世界に迷い込む感じ。そんな導入から入ります。
「九十九」
一つ目の物語は、雷雨の夜の森で、旅人である主人公がとある祠で雨風しのいでいると変な世界に連れて行かれ、人に使われなくなった傘や布を直してやったり、もう捨てるしか無い物の化身とも呼べるゴミの集合体の龍に手を合わせ、物に対して感謝し、供養する。といった話です。
主人公がなぜ旅をしているのか、何の仕事をしているのかというのはよく分かりません。ただ、その部分には想像の余地あり。
「火要鎮(ひのようじん)」
多分江戸時代辺りが舞台なんでしょう。日本画が動いているかのような、そんな印象を持つこの物語は、火消の男とその幼馴染の女の話し。
火事を起こしてしまった女を助けにくる火消になった幼馴染の男でしたが、結局は幼馴染の女は火事によって死んでしまいます。
この作品で自分が驚いたのはその映像と臨場感でした。ストーリー的には大した事は無く、男女の儚き恋の話しなんですが、火事の火や、火消達の必死さ、そして「急がなくてはいけない!」とそんな緊張感。鳥肌ものでした。
当時はあんな感じなのかなぁなんてタイムスリップした感じ。
「GAMBO」
舞台は昔々の日本。どこから来たのか何のために来たのか分からないシロクマと赤鬼が戦う話。赤鬼は村から女をさらって行き、村には小さな少女しかもう居ない。シロクマはその少女のためなのかなんなのか赤鬼に立ち向かう。この話は少しばかりバイオレンスなシーンが多い。赤鬼の住処で以前連れ去られた女が鬼の子供を身ごもっていてその女の顔が何度も殴られた様にぼこぼこだったり、シロクマが赤鬼に首をぐきぐき折られたり、赤鬼がシロクマに腹を思いっきり締め付けられて血を吐いて死んだり。ただ、最後に、赤鬼の住処が上空から大きく移されて「お!」と思う事がありましたね。赤鬼の住処は丸い球体で、その周りの地面にはクレーターらしき物が残っている。サイヤ人よろしく、宇宙からやって来たヤツなのかも知れません。ただ、シロクマの方は全くといっていいほど謎のままでした。
「武器よさらば」
最後の作品なのですが、この話が一番面白いでした!
宇宙服みたいな見た目の、アイアンマンの様な性能を持ったスーツを来た男達が、砂漠の日本を旅して回る話なんですが、題名の通りならどうやら彼らは日本各所に眠る兵器を探しては処理している様です。しかし、行く先行く先ではいつも何も無い。そんな中、とある町に着く一行。自律戦車と戦い、最終的には地下鉄でミサイルを発見します。しかし眼鏡の男以外は全員、自律戦車やられてしまいました。
この話の面白い所はやっぱりなんで日本が砂漠になってしまったのかを考える余地のある所ですかね。主人公達は兵器を探して旅をしています。背景には煙を吹く富士山があったり、自律戦車が出て来たり。未来の日本では戦争でもあったのでしょうか。そして彼らはその後始末をしていると。
ではもし戦争があったのだとして登場人物意外の人々はどうなっているのでしょうか?パワフルなスーツを持っていたり、小型無人偵察飛行機を持っていたり、ハイテクな物を色々持っているので作ってもらったのでしょうか。でも、兵器を探している途中で見付けた物かもしれませんし、他に人が居るのかどうかはわかりません。それと最後に、旅で使う車にカーナビが付いていたのですがそのモニターに移っているのが道ではなく建物を突っ切って走る矢印でした。彼らの乗る車の走っている所には何も無い砂漠が続いているのに。
という訳でSHORT PEACE、かなり適当ですが大体の内容が分かったんではないでしょうか。まぁ、これを書いた後にWikipediaに行ったらあらすじが自分の文章よりも簡潔にまとめられていたので、そちらを見ると分かりやすいかもしれません。ただ、こっちの方がネタバレ率は高いんじゃないかな。
ではまた。

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